12 「のほほん与論日和」月別写真解説
1月は真っ青な空、鮮やかに輝く海、水底の白い砂という、これこそヨロンブルーにふさわしい舟倉海岸(プナグラ)。島で一番好きな浜にここを挙げるファンも多い場所です。
2月は兼母灯台。元々は兼母海岸(ハニブ)の先端にぽつんと建っていたのが後にプリシアリゾートに取り囲まれ、まるで施設の一部のようになっています。ギリシャ風の真っ白な建物群に埋没しないよう紅白の塗装が施されました。島には高い建物がなく空が広いので、いろんな雲の姿が見られますね。
4月。もう、ひまわりの咲く季節。3月に開催されるヨロンマラソンでは、沿道でランナーを応援するひまわりで作られたクジラが名物です。
5月。与論はひと足先に梅雨の季節です。雨がずっと降り続いてどこへも行くところがないな〜、という気分が伝わってくるような写真。
6月。早ければ中旬には梅雨明けして夏の日差しに。海の碧さも眩しいほどに増してきます。場所は黒花海岸(クルパナ)。アダンのトンネルを抜けるとこの景色が広がります。ため息が出ますね〜。
7月は旅情がかきたてられる季節ですね。写真は島の玄関口を示す道路標示。ほかにも島内にはガイドマップに対応した番号が振られた位置標識が整備され、島巡りがしやすくなっています。自転車でも一周できる大きさ(小ささ?)の島ですが、日射病には気をつけて!
8月。与論で最も有名な場所といえば、この百合ヶ浜。大潮前後の干潮時のみ見ることができる砂浜です。ボートで渡った後はみんな思い思いにしばしの絶景を楽しんでいます。このカレンダーでは2017年の百合ヶ浜出現日がひと目でわかるようになっています。
9月。与論へは鹿児島、那覇からの空路のほか、フェリーでもアクセスが可能。茶花と供利、2つの港を海の状況により使い分けています。船につきものなのが、名残を惜しむように舞う色とりどりの紙テープ。飛行機とはまた違う、ゆっくりとした別れが胸に迫ります。
10月。滑走路をぐるりと取り囲むように海へと伸びる白い道。珊瑚道と呼ぶ人も。与論を感じられる、他所にはない大切な景色のひとつです。映画「めがね」の冒頭でも登場した印象深い場所ですね。
11月。屋根の上から覗いているのはミャンカ、与論の古い言葉(ユンヌフトゥバ)で猫のこと。島の猫たちはやたら人懐こく、あちこちでのんびり過ごしているのを見かけます。道路もゆ〜っくり渡っているので、車を運転する際は気をつけてください。
カレンダーの写真紹介も最終の12月。夕暮れは毎日毎日、そして一刻一刻が違う顔、一度として同じ景色はありません。ほんのいっとき、こんなオーロラを思わせる光のカーテンを揺らめかせてくれることもあります。
与論をよく知る人には、そうそう、と頷いてもらえるような。
与論初心者には、こんな景色もあったんだ、と驚いてもらえるような。
そして誰もが笑顔になれるような瞬間を収めました。
来年はぜひこのカレンダー「のほほん与論日和」を日々のおともに。
by yoronblue
| 2016-11-30 15:21
| 与論日和